いい食材はシンプルに使う
1.なぜ生産者が見える食材仕入れにこだわるのか
生産者のこだわりを直接聞き、愛犬に“食べさせたい!”と感じることを重視しているからです。プロとしての目利きを大切に、自分たちが安心できる食材だけを厳選します。
EPISODE ー 失敗から学んだ独自のスタイル
ブランドを立ち上げた当初は、「いい食材で高品質なドッグフードを作りたい!」とオーダーしても、まともな食材を売ってもらえませんでした。ある商社の鶏肉サンプル品が気に入り発注したら、届いた食材の一部が冷凍焼け。問い合わせると「犬が食べるならいいかと思って…」との返答だったことも。愛犬の食質向上を実現したいなら“食材調達”で楽をするのは間違っていたと自分を戒め、産地に直接出向いて“生産者を口説く”という独自の仕入れスタイルが確立しました。
2.なぜ「ドットわん」は産地表記するのか
農産物は収穫の地域と時期・栽培方法・土や水などの状態や環境に影響を受けます。生産者を特定すると作物の出来映えが管理しやすいため、食材によって生産者(産地)を指定することにしました。また、誰がどんな想いで作った食材かを“愛犬に伝えたい”という意味も込められています。
※2009年施行のペットフード安全法では原材料100%表記義務があるも産地表示までは求められていません。
3.なぜ鶏・豚・魚ごはんには「栄養添加物」を使っているのか
天然食材の特徴として季節や環境によって栄養量が微妙に変化します。食材の栄養素を組み合わせて設計した総合栄養食〈ドットわんごはん〉の場合、微量栄養素の“補完目的(※)”でごく少量(総量の1.5%未満)だけ使用しています。
※ドットわんごはん―Red mindーは、栄養添加物も不使用です。
4.なぜ〈ドットわん豚ごはん〉を開発したのか
良質な豚肉との出会いと、犬の“食べる力”で東北を支えたい使命感からです。
EPISODE ー 新商品のエピソードにはこんなことも
東日本大震災が起こって2週間あまりで、青森の養鶏・養豚をする仕入れ先に伺った時のこと。 生産体制も物流も問題なく復旧し一安心と思いきや、「風評による仕入れ停滞が不安」だと本音を語ってくれました。「新しい商品を作って少しでも貢献したい」との申し出に、手間をかけて育てた母豚(※)の出荷を即決されたのです。その時開発した〈ドットわん豚ごはん〉のパッケージには、青森・岩手県民の心の支えである岩手山・岩木山のデザインを採用しています。
※2023年10月現在の母豚は中四国産
5.なぜ鮮魚にこだわるのか
ペット用魚原料といえば魚粉が一般的ですが、ドットわんは手捌きの手間とコストをかけてでも鮮魚にこだわります。それは犬に履歴のはっきりした安全な鮮魚を届けたい気持ちと、漁師の収入を支えたいという“2つの想い”からです。
EPISODE ー “鮮魚の有効活用” に
穏やかな瀬戸内海は牡蠣や海苔蓑殖が盛んですが、水温上昇により生態系が崩れ、増えすぎたクロダイによる食害が深刻な事態となっています。犬が国産食材を食べ支える《#ドッグフードにできること》の一環として、海と漁師を守る “鮮魚の有効活用”に取り組んでいます。
6.なぜ鶏ごはんの主原料は「朝びき鶏」なのか
旨みを熟成させる牛豚と比べ、鶏は新鮮なほど価値の高いお肉。中でも“朝びき鶏”はその日の朝に食肉加工したこれ以上ない鮮度を誇っているからです。
EPISODE ー 生産者から学ぶこと
毎日成長する鶏相手の朝びき加工。仕入先へ「いつ休むんですか?」と質問すると、「正月の1月1日だけは休みますよ!」という答えが。そのうえ毎朝2時から加工する生活を何十年も続けていると聞き、1gも無駄にできないと覚悟を改めました。
7.なぜドットわんごはん―Red mind―の牛肉は国産なのか
国産牛は飼育環境や流通などが徹底的に管理された安心食材。ただ、鶏・豚などと比べて高価で希少なため、集積地との直接契約で良質な肉を少しでも安く仕入れる努力をしています。また食材を少しでも無駄にしないよう、切り落としから脂を取り除くなど手間をかけてでも使い切ります。
8.なぜドットわんごはんの「豆腐おから」は生産者指定なのか
どんなおからでも良いわけではありません。豆乳を浅く搾り、タンパク質や腸内細菌のエサとなる食物繊維が豊富に含まれた特別な製法のおからを厳選しています。
9.なぜ「昆布・ワカメ」など似たような食材を使うのか
食材にはそれぞれ固有の栄養成分があり、類似に見える昆布とワカメも補完し合う食材 として役割を担っています。また栄養素ごとに消化酵素を使い分けることで、愛犬の栄蓑吸収機能を退化させないことも大切です。
骨は毎日の習慣
10.なぜドットわんごはんは「骨」を使うのか
骨は別名“栄養の貯蔵庫”といわれ、犬にとって土に埋めて隠しておくくらい大切な食材です。それは骨が持つ濃密な栄養成分を本能で知っているからでしょう。
EPISODE ー 骨を食べる!?
そのまま食べるイメージがない骨ですが、その栄養バランスの素晴らしさは昔から知られ、研究成果は文献にも残されています。昭和初期―戦後にかけ、復員兵の栄養失調を改善するために骨を原料にしたサプリメントが開発されました。令和の今も、医薬品や健康食品として連綿と作り続けられています。
11.なぜ炭酸カルシウムではなくリン酸カルシウムが良いのか
カルシウム成分だけを配合するなら卵殻や貝殻のほうがコストも手間も少なく済みます。ですが、体内で利用しやすい骨由来の「リン酸カルシウム」が、天然食材を組み合わせた〈ドットわんごはん〉には不可欠。骨の白い部分は蒸し、栄養豊富な髄はパイナップル酵素で分解して滑らかに。犬と好相性で希少原料である「骨」には、それだけの手間とコストをかける価値があります。
12.なぜ「牛エキス」「牛オイル」を使い分けるのか
骨の中心に髄(ずい)という栄養の塊があり、それをパイナップルで酵素分解すると純度100%の脂肪と栄養素(ビタミン・ミネラル)に分けられます。脂肪部分が牛オイル、滑らかな牛エキス原液は〈ドットわんスープ〉として商品化しています。なお牛骨カルシウム・牛エキス・牛オイルの3つで、“骨を丸ごと食べる” ことになります。
ひと手間の愛情を込める 1.なぜエクストルーダーで作らないのか エクストルーダー(一般的なペットフード製造機)はすべての原料を一度に投入した後、…
2024-11-29
この記事の投稿者
ドットわんスタッフ あつみ
美味しいモノは食べるのも作るのも好き。最近のブームは燻製。
ワンコも人間も、一緒に美味しい食事を楽しめますように!