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ドットわんが大切に
していること

Important

“エサ”はなくなればいい

ヒトの食事を“ごはん”と呼び、ワンコの食事を“エサ”と呼ぶこと。
私たちは、この言葉の使い分けに違和感をおぼえます。

「今夜の晩ごはんは何にしよう?」と考えたとき、思い浮かべるのはお米、お野菜、お肉、お魚などを使った“料理”です。
では、「今夜のドッグフードはどれにしよう?」と思い浮かべてみてください。
茶色い粒のドライフード?それとも缶詰やパウチに入ったウェットフード?
それらがどのように作られているか、すぐにイメージすることができますか。

私たちは“エサ”という言葉の中に、〈何かよく分からないけど、イヌにはこれで十分〉という固定観念が含まれているように感じています。

大切な愛犬のため、”エサ”ではなく、何を使ってどのようにできているのかが分かる美味しい手作りごはんのようなドッグフードを作ろう。
そうして生まれたのが、〈ドットわん〉です。

ワンコは大切な家族の一員です。
大切な家族の食事を”エサ”と呼ぶのは、もうやめにしませんか。

〈ドットわん〉着想のきっかけ

ドットわんの創業者・淺沼は、これまで犬を飼ったことがありません。
そんな淺沼が友人宅で経験した、ドッグフードへの“違和感”。それがドットわん誕生のきっかけでした。

友人が愛犬の食事準備をはじめました。おもむろに袋からザザーッとドライフードを器に入れ、そこに水を添えてただけ、ほんの数十秒で準備が完了してしまいました。ワンコは待ての姿勢でそのフードに集中し、「ヨシ!」という友人の声と共にものすごいスピードで平らげました。

「この匂い、この見た目…一体何が入っているんだろう?」
「このドライフードより昔よく見かけた“おかかご飯”のほうがきっと美味しい…」
「飼い主のひと手間の愛情を毎日のワンコの食事に足せればいいのに…」

この出来事から食材を大切にしたドッグフードのアイデアが浮かび、飼い主が安心できて愛犬には美味しい食事を作りたいと考えるようになったのです。

食材調達こそサボってはいけない

ですが、いざヒトと同じ品質の天然食材でワンコの食事を作ろうと動き出したとたん、大きな壁にぶつかりました。当時(20年前)はまだまだドッグフードの地位は低く、その用途を伝えただけで仕入れを拒まれたことも珍しくありませんでした。やっと見つけたとある業者は、事前確認した良質なサンプル品ではなく、冷凍焼けが混ざった粗悪な食材を納品してきました。強く抗議すると、「犬用ならこれで十分でしょう」と言われ、認識のズレの大きさを痛感したのです。

「こんなやり方ではダメだ。仕入れの段階で同じ苦労をするなら、商社から買うのではなく全国の生産者を直接口説いてまわろう!」と一念発起。「何が何でもワンコの食環境を向上させなければ!」という信念を胸に刻みました。

素材から始めるシンプルなモノづくり

「飼い主の願いって、何だろう?」
そう考えた時、真っ先に思い浮かんだのは、ワンコ=大切な家族の《健康で長生き》でした。
その願いを実現するためには、「ドッグフードなんて、粗悪な品質の食材を使うのが当然」という世の中の”当たり前”を壊すこと。沸き上がる想いは使命感へと変わり、実際の行動に繋がりました。

多くの生産者の元へ直接足を運び、真摯に想いを伝え続ける日々。「ヒトが美味しく食べるために丹精込めて作った食材を、まさか犬用に使うなんて…」と、最初こそいぶかしんでいた生産者も、食材の利用価値を丁寧に伝える姿勢に共感してくれ、ついに運命の歯車が動き出しました。全国の素晴らしい生産者との取引がみるみるうちに広がっていったのです。
こうして〈ドットわん〉の理想に共感する生産者によって、多品種で安心安全な《天然食材》を使ったドッグフードが実現しました。

最近では、「近頃のドッグフードは良くなったなぁ」という声を聞くことが増えてきました。創業から20年の時を経て、世の中の意識が大きく変わったことをとても喜ばしく感じています。

ドットわんが目指すこれからの世界

ドットわんが大切にしているのは、《食》と真摯に向き合うこと。

生産者が丹精込めて育んだ《食材》という恵み。その食材を少しも無駄にすることなく、すべてを美味しくいただくことが、きっと地球にも人間にもワンコにも優しい世界の実現に繋がっていくはず…私たちはそう考えています。

「子や孫の世代に食料をつなぐ」という使命。長い歴史を振り返ると、いつも人間のそばにいてくれた大切な友人・家族であるワンコと、限られた食材を余すことなく分かちあう仕組があれば、《食》を持続させる社会の実現に貢献できるのではないでしょうか。

世界中すべての人とワンコが、飢えることなく奪い合うことなく食べ続けられること。そんな社会を夢見て、私たちはワンコと共にすべての《食》に価値付けをしていきます。